食肉市場見学
食肉市場 見学



昨日、メンバー数名で「食肉市場」を見学に行きました。

見学コースの内容は、午前中:大動物(牛)の競り 午後:小動物(豚)の競り
資料館→ビデオ観賞 といった内容です。
(今回は、特別午前と午後の競りを見学させていただきました)

屠畜解体作業は見学できないとのことでしたが、最後に鑑賞したビデオでは
比較的、きちんと解体作業の流れ通り映像で説明されていました。
(簡単な解体手順はHP内でも絵で説明されています。)


基本的に見学コースは午後の小動物の競りから見学するコースで、
小動物(豚)の競りの風景を見やすいよう、上のフロアーに窓があり見学できるように
つくられていました。

ただ、午前中の大動物(牛)の競りは仲買業者さんと一緒の場所で見学させていただくので
白衣にヘアキャップ、長靴を身に着け、消毒槽などに何度か入りながら市場のほうの
建物に入って行き見学させていただきました。
(場所は違いますが、このような雰囲気です)

高い天井から足をフックで吊るされた半身一対の牛は、改めてその大きさを感じました。
ちなみに、枝肉の重さはおよそ500kgほどで、生体だと大きいもので1トンになるそうです。

これほどまでに大きな動物を飼育し育てていくには、
かなりの土地や飼料が必要になります。
アニマルライツセンターのHPでもあるように、畜産と飢餓は世界の環境問題にもなっています。
飢餓と食肉


また、畜産には大量の水が必要でになり、牧草地や飼料用の畑を増やすために
さらに多くの水を必要としています。
肉生産に必要な水



そして、さらに最後に解体されるときにも大量の水を使い、解体作業中の使用水のみならず
器具、建物、車やその他の清掃、消毒にも大量の水を使用します。
ですから、東京都中央卸売市場食肉市場内には、大きな水処理センターを設けています。



先ほど、書きましたように、牛は大きいもので1トンにもなります。
この大きな動物を解体するには人間も危険を伴います。
ですので、頸動脈を切る前に、暴れられ人間が怪我をするといけないので
事前に打額と言って額に打撃を与え失神させます。
そして、牛が意識を失っているうちに胸を裂き放血させるのですが、
なぜこのような方法ととるのかというと、心臓が止まってしまうと
すばやく放血ができなくなり、肉質が落ちるからです。
ちなみに、雄牛は去勢させられますが、理由は去勢しないと肉が硬くなるからだそうです。


豚の解体方法は様々でしょうが、今回私は初めてガス麻酔をかけられることを知りました。
ガスの種類は犬猫の殺処分と同じ二酸化炭素だそうです。
豚も牛と同じように、意識を失っているうちに頸動脈切除によるすばやい放血です。


ところで、1日平均、どのくらいの牛と豚が屠畜されているかご存じですか?


東京都中央卸売市場食肉市場だけで、1日平均で

大動物(牛)  450頭
小動物(豚) 1400頭 
(平成17年4月より増頭)


全国に屠畜場が100何十とあり、その中で一番大きいといえども
ここだけで、この数は驚きです。


改めて、環境や飢餓による畜産だけでなくアニマルライツとしての畜産を
世間一般に周知してもらいたいと感じました。


食肉市場は平日しか見学は出来ませんが、是非お時間を作って
見学しに行っていただきたいと思います。


見学については、要予約です。
事前に電話連絡し申込用紙にて申し込んでください。
(一番下)見学案内



最後に…

個人的な感想ですが、案内をしてくださった担当の方は親切で色々な質問に
きちんと答えてくださる方でしたが、一度も「動物のために…」といった言葉が
聞けなかったのが残念です。


午前中の牛の競りを見学後、市場内で搬入待ちをしている、牛を積んだトラックが
数台並んでいました。
トラックの中では、丸カンを付けられ固定された牛たちが建物のほうを見ていました。
牛たちの目はとても純粋でした。
様々な表情を浮かべながら牛たちは、どんな想いでいたのでしょうか。。

小動物係留所の前で豚を乗せたトラックが数台、豚を係留所に入れるための作業をしていました。
その間の豚の鳴き声が忘れられません。

(い)








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